こんにちは、ユウスケです。3人制バスケスクール「NINJA AIRS ACADEMY」の運営とコーチをしています。
指導していると、「人に教わるばかりでなく、もっと自分で考えて改善していってほしい」と思うことがありますよね。
この記事では、NINJA AIRS ACADEMYが行っている学びの型を身につけるための「スクールノート」の活用方法についてご紹介します。
スクールノートには、練習中や練習直後に振り返りを記入しています。
振り返りで記入する具体的な内容は、以下の3つです。
- GOOD:良かったこと
- BAD:良くなかったとこ
- NEXT:次に試すこと
スクールノートの目的と具体的な使い方について、以下で詳しく説明します。
▼このスクールノートの活用方法を考えるのに参考にした本はこちら。さらに詳しく知りたい人におすすめです!ぜひ読んでみてください。
「学びの型」とは
学びの型とは、ビジネスで言うところのPDCAです。
P:Plan「計画」
D:Do「実行」
C:Check「評価」
A:Act「改善」
練習する(Do)→スクールノートに振り返りを書く(Check)→次に試すことを決める(Act・Plan)
PDCAサイクル(学びの型)が身につくことで、自分で考え改善していくことができます。
その学びの型を身につけるために活用するのがスクールノートです。
具体的な書き方は次で紹介します。
具体的な書き方
書く項目は3つあります。
1.GOOD:良かったこと
2.BAD:良くなかったとこ
3.NEXT:良かったことをもっと良くするには次に何をするか、良くなかったことを改善するには次に何をするか
練習してみて、何が良くて、何が良くなかったのか。それを踏まえて、次の練習で何を試そうと思うのかを書きます。それぞれ書く時のコツをご紹介します。
GOODとBAD
①どんな時の(いつの)
②何が
③どうだったのか
④そう思う理由は?
この4つに従うと具体的な内容を書くことができます。
例えば、GOODを書くとこのような形です。
①どんな時の(いつの):試合の時の
②何が:レイアップシュートが
③どうだったのか:3本はいった
④そう思う理由は?:ドリブルでディフェンスを抜いて、フリーでシュートが打てたから
ここまで書けると具体的です。
②なにが、③どうだったのかを書ける子は多いですが、「①どんな(いつの)」「④理由は?」が抜けてる場合が多いです。
先程の例で「①どんな(いつの)」「④理由は?」がない場合、
②何が:レイアップシュートが
③どうだったのか:3本はいった
これだと、レイアップシュートの練習の時に決まったのかもしれないですし、1on1の練習の時かもしれません。理由もないので、なんで良かったのかという肝心なところが抜けています。
「①どんな(いつの)」は状況や場面を表します。
ここが書けてると、「④理由は?」の部分もどんな理由なのか、ある程度絞ることができます。
具体的な文章を書くようにしていくと、頭の中を整理できるのでおすすめです。
NEXT
①何を
②どうする
NEXTはこれで充分です。
先程のGOODをもっと良くするのなら、どうなるでしょうか。
この場合、レイアップシュートが入った理由は、シュートする前にディフェンスを抜いて、フリー(ディフェンスの邪魔がない状態)でシュートすることができたからでした。
だから、レイアップシュートをもっと決めるなら、まずはディフェンスをきっちり抜くことがポイントになってきます。なので、このようなNEXTが書けます。
①何を:横に移動するドリブルやフェイントを
②どうする:練習前に10回練習する
NEXTは、次回やることが明確になるように具体的な行動を書くようにします。
まとめ
スクールノートは、「学びの型」を身につけるために書きます。
書く項目は3つあります。
- GOOD:良かったこと
- BAD:良くなかったとこ
- NEXT:良かったことをもっと良くするには次に何をするか、良くなかったことを改善するには次に何をするか
GOODとBADを書くコツは、次の4つです。
①どんな(いつの)
②何が
③どうだったのか
④理由は?
NEXTを書くコツは2つです。
①何を
②どうする
最初は3つの項目を具体的に書いたり、関連付けたりするのは難しいと思います。
抽象的な部分は問いかける、具体的な改善策のアイデアを提供するなどのサポートをすると、次第に自分で考えられるようになっていきます。
はじめはGOODだけ書いて終わりなど、子どもたちが書くのを苦にならないようにして続けていきましょう。
学びの型を身につけるスクールノートをぜひ活用してみてください!
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